45分ぢゃ帰れない!

昨日9月20日に彼岸を迎え、我が家の庭では、例年より遅れたとは云え、ヒガンバナがやうやく茎を伸ばして来ました。そんな中、図書館より予約した本が入庫したとの入電があって、受け取りに行って来ました。1冊目はこれ、

ミステリー評論家の千街晶之氏が、ミステリーが映画化されると、どのやうな改変が行われたのかを、細部に渡って考察されてはります。私も時々、ミステリー映画を観てて、原作と全然ちゃうやん、と思ったりします。

上に本の内容が紹介されているのですが、気になったのは、目下、某局の朝ドラで主人公の妻を演じてはる、浜辺美波嬢の出演作が2つも紹介されている事です。ひょっとしたら、千街氏、浜辺美波嬢のファンだったりして・・・2冊目はこれ、

知念実希人氏の旧作です。2021年に発刊されているのですが、この二重螺旋を思わせるカヴァーのイラストに惹かれて借りてみました。知念氏と云えば、現役のお医者さんとしても知られていて、数年前に話題になった、下の作品

綾辻行人氏の『館シリーズ』へのオマージュとして書かれているのですが、本家よりも遥かに面白かったような覚えが。この作品でも二重螺旋がテーマになっていたような気が・・・
ついでにこの本を返却して来ました。

C・ダルチャー女史のディストピア小説ですが、私の中では、今年読んだ本のベスト3やと思います。最初は読みあぐねていたのですが、半分を過ぎてからめっぽう面白くなって、結局2回読んだのですが、気になったと云うか、そうなんやと思った記述が、

ヒロインが同僚と情事のあと、ラボに帰るのに、同僚は45分で帰られると云うのですが、それに対するヒロインの返事です。マリオ・アンドレッティと云えば、往年のF1パイロットです。イタリア系アメリカ人の中では、トップレイサーと云えば、A・セナでもなく、A・プロストでもなく、やはりM・アンドレッティなんやと思わせられたりして。