40インチの謎

いわゆる五月晴れも昨日まで、今日からお天気が悪くなりそうです。と云うわけで、先日、図書館から数冊の本を仕込んで来ました。最初はこれ、

著者の森 昌麿氏に関しては何も存じ上げないのですが、図書館の新刊案内で見つけて、タイトルに惹かれて借りてみました。これから読むのが愉しみです(^O^)  2冊目はこれ、

W・ギブスン氏の旧作と云うか、サイバーパンクの嚆矢『ニューロマンサー』のプロトタイプとも云える、氏の最初期の短編集です。いずれ紹介する予定の某氏に、良く似た名前の短編があって、それを読む前に予習のつもりで借りてみました。40年以上前の作品ですが、今読んでも古さを感じさせないのは流石です。3冊目がこれ、

某有名ミステリー賞を主催している、某出版社の大賞を受賞した、4人の中堅ミステリー作家のオムニバスと云うか、アンソロジーです。前に一度読んだような気も・・・で、取り敢えず冒頭の中山七里氏の短編を読んでみたのですが、気になる箇所が。後ろから4行目『たかが40インチの・・』と書かれています。

中山氏と云えば、業界でも有数のAV(と云ってもあっちのAVぢゃなく、Audio Visual の方です)マニアとしても知られていて、自宅には立派なシアタールームがあって、執筆に飽きると100インチ以上の大スクリーンで、映画や有名演奏家のMVを観てはるそうなので、氏にとって40インチのモニターは小さく思えるのかも、とも思ったのですが、よく読むと、その前には『卓上のパソコン・・・』と書かれています。が、PCのモニターとして、40インチはむしろ大きい方やないの?フツーは24インチか27インチやし。さらに『卓上』と書かれているので、これはデスクトップぢゃなく、ラップトップのPCかも。ならば、この『たかが40インチの・・・』と云う記述は『たかが14インチの・・・』の間違いのような気が。この本が文庫化されたら確認してみなくては・・・