あるにはあるけど・・・

今日で6月も終わり、今年も半分終わってしまいました。そんな中、昨日の朝日の土曜版にこのやうな記事が、

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 まあ、文学全集と云えば、私の場合、真っ先に憶いだすのは、やはりこれ、

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 岩波の漱石全集です。数年前、没後100年を寿いで、新装で発売されたのは、記憶に新しいところです。若い頃は、この全集を書架に揃えたいと思っていましたが、今ではほぼ全作品がウェブに公開されていて、タダで読めたりします。

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 これなら書架もいらないし、私にはこれで充分なのですが、書物、そのものが好きな人には邪道やと思います。全集と云えば、数年前から刊行が始まった、

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 この全集も、或る意味話題になりました。私も問題の第3巻、図書館で借りて読んだのですが、この『政治少年死す』も、今ではウェブを丹念に探せば、タダで読めたりします。

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 そんな私ですが、実は某氏の全集(の一部)を持っていたりします(^O^)

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 大昔、40年ほど前に購入した、吉田秀和氏の全集です。

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 上の文中にもある通り、氏の『音楽展望』や『名曲のたのしみ』私には最良のガイドでした。とりわけ忘れられないのは、最晩年に来日されたホロヴィッツ氏の演奏を『ひびのはいった骨董』と評された一文でした。氏の全集、その後も追加され続け、

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 最終的には、24巻までになりましたが、追加された分は、図書館で借りて読みたい、と思ったりして・・・(^_^*)