11年前の予感

図書館からは、この本を。どんな内容か、全く予備知識無しに、
タイトルに惹かれて借りて来ました。

楡 周平氏の旧作です。2006年に上梓されています。ウェブ上に巨大な
マーケットを作り上げた某社(モデルは楽・?)から、理不尽な運賃の
値下げを要求された、運送業者が、自前のマーケットを構築していくまでの
池井戸潤ばりの、痛快なお話です。半年ほど前、同じ作者の、よく似たお話を
読んだ覚えが。

全くの偶然なのですが、こちらも運送業者が、Aマゾンがモデルと思しき、
某通販業者に対抗して、即日配達のシステムを構築していくお話です。

メディアでも取り上げられ、私もこの記事をみて借りました。

次はこの本、前出の本と同じ、2006年に上梓された単行本が文庫化され、
今回、例の映画の公開に合わせて出版されたとのことです。

私は、町山氏が映画の紹介を担当している、某ラヂオ番組で今回の出版を知って、
借りてみたのですが、映画に対する、氏の愛情がひしひしと伝わって来ます。
ウェブでも、絶賛の嵐です。

実はこの本には前作があって、今回はあの映画の公開に合わせて、二作目が先に
文庫化されたのですが、前作も、近々文庫化されるとのこと。速攻で購入させて
頂きます。今回借りたこの本も、多分、買ってしまいそうです。

できれば、電子本を横組みで読みたいのですけど、ご一考ください、新潮社さん。