この本を訳すものは・・・

先日図書館から借りて来たA・ウィアー氏のこの最新作、先日1回目を読了しました。図書館から借りた本、殆どは2回読んでから返却しているのですが、中には1回しか読まずに返す本もあったりします・・・

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この新作は2回目を読むことになりそうです。単行本での出版ですが、珍しいことに下巻に解説が載っていました。内容に関してはネタバレになるので書けませんが、今作も小野田和子氏の名訳のおかげで、愉しく読めました。そんな中、2週間ほど前のAサヒの朝刊にこのやうな記事が、

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右上の記事です。私は海外SFが好きでそこそこ読んでいるのですが、愉しく読めるのは翻訳者の方々のおかげやと思います。学生の頃、原書で読んでみようと試みたこともあったのですが、辞書を引きながら読んでも少しも面白くなく、早々に断念しました(^_^*) 日本の翻訳者のレベルの高さについては、日本SF作家クラブの池澤春菜会長もこの本の中で、

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サイバーパンクに関してですが、これを英語でしか読めない人は損してるとさえ思える。とゆうてはります。私も全く同意します。で、冒頭で紹介した小野田和子氏は、数年前のSFマガジンのコラムの中で

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A・ウィアー氏の第1作『火星の人』私の『愛訳書』とゆうてはりました。と云うわけで、ウィアー氏の新作、2回目を愉しみながら読み返すことにします(^O^)