トリオロジーのトリを飾るのは

先日、お日柄も良く、お散歩を兼ねて図書館へ行って来ました。道路のお向かいの府営住宅ではこのやうな光景が、

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モクレンが花を咲かせ始めています。

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カメラを持っていなかったので、iPhone で撮っています。近くにはこんなんも、

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散りかけのカワヅザクラが、葉を咲かせぢゃなく、伸ばし始めています。

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そろそろ見納めのようです。さて、図書館からはこんなんを借りて来ました。

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J・ボーセニュー氏の、キリストのクローンのトリオロジー、3部作の最終巻です。先日借りた下の第2巻、

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意外な展開で、これは最後まで読まねばと借りて来ました。SFのキモは『価値の相対化』やと誰かがゆうてはりましたが、この作品のキモは『善悪の相対化』やと思います。上巻の解説には、D・ブラウンと、M・クライトンと、T・クランシーの小説のミックスやと書かれていますが、それに加えて、クラーク先生の『幼年期の終わり』を何となく思わせます。国連が舞台で、国連総長が重要な役割を果たしているし。SF好きにはお勧めです。