失われた記憶2

11月も今日で終わり。例の映画の劇場での公開も今日まで、と云うわけで
一昨日の火曜日、駅の向こうの某劇場へ。

もう少し、早く観に行きたかったのですが、今月初めに、兄が入院したりして
落ち着いて映画を観る気分になれませんでした。

内容については、云いたいことも多々あるのですが、全体的には良い出来で、
ウエブでも、概ね好評を持って迎えられているようです。この内容なら、
原作者の P・K・ディックも草葉の陰で喜んでいるでせう。が、そんな中、
いささかやり過ぎのような箇所も。たとえば、

主人公が乗っている、このパトカー(?)、ライセンス・プレートに何故か
カタカナで『ロサンゼルス』と書かれていますが、相当無理矢理な気が(^_^;)

それはさておき、この映画の公開に合わせて、前作がWOWOWで放映されました。

私も録画して2度観たのですが、大昔、最初に観たときの印象とは微妙に違っていて
H・フォードが演じている、主人公のデッカードが、実はレプリカントだった、
と云うことが、明示的に描かれていたように思うのですが、WOWOWで観た、
ファイナルカット版では暗示的に描かれていて、どうやらここでも記憶の改竄が(^_^;)

と云うわけで、図書館からこんなんを借りてきました。

某誌の『ブレードランナー』特集號です。前作の公開当初から、このデッカード
レプリカント 説は話題になっていて、この説を正当化、と云うか辻褄合わせのために
何種類かのヴァージョンが作られたそうです。私が最初に観たのがどの版だったのか
定かではありませんが、デッカードが網膜の検査を受けるシーンがあったと、
記憶しているのですが、実はこれこそ、どこからか外挿された記憶なのかも(^_^;)