66歳では早すぎる

昨日、朝日の電子版にこんな記事が

トム・クランシーの訃報です。

トム・クランシーと云えば、軍事・政治小説の第一人者で、
『レッドオクトーバーを追え』でデビューし、その後もコンスタントに
ヒット作を飛ばし、私の中では、クライヴ・カッスラーと並んで、
新潮文庫の2トップでした。

氏の作品の根底をなすのが、強烈な『愛国心』です。
(『パトリオット・ゲーム』と云う作品もあるくらいです)

作品中でも、最初は一介のCIAのアナリストだった、ジャック・ライアンが、
米国大統領にまで昇りつめ、一度は政界を引退するのですが、引き継いだ次期政権の
無能さにあきれ果て、再出馬を決意するのですが、それはこの国(米国)をこのままに
させてはならない、と云う強烈な愛国心の現われだったりします。

今のオバマ政権のドタバタぶりを、氏がどのような思いで見ていたのか、
知りたいような気がします。

幸い、次回作は書き上げているようですので、出版されるまで、
心して待つことにします。

氏のご冥福をお祈りします。