半ばを過ぎて

年が明けて、今月も半ばを過ぎたのですが、年々、新年を迎えた感じが希薄になって来ているような気が。そんな中、先週末、某局のこの番組の再放送を観て、最後のアンコール『ラデツキー行進曲』を聴いて、やうやく新年を迎えられたやうな気が。

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番組の最後には、ゲストの中谷美紀さんの夫君(ウィーンフィルヴィオラ奏者です)も出演してはりました。で『ラデツキー』の前にJ・シュトラウスの『ブリュー・ダニューブ』も演奏されたのですが、この曲を聴くたびに、私の目の前には、このやうな光景が浮かんできます。

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映画『2001年・・・』フロイド博士を乗せた、パン・アメリカンのシャトルが、軌道上の宇宙ステーションにドッキングするシーンのBGMにこの『ブリュー・ダニューブ』が使われておりました。

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宇宙ステーション、やはりこうで無くてはと思います。現在のバラックのようなISSを見るにつけ、あの映画から50年経っても、未だに月面に恒久的な基地さえ作れていない現実を思うと、同じ人類として、情けなくなったりします(^_^*)

閑話休題、先日、2週間ぶりに図書館に行って来たのですが、書物の配置が一部変更されていて、そんな中、読みたい本を物色しながら、書架の間を徘徊していると、こんな書物が目に入ってきて、速攻で借りて来ました。

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上にも書いた映画『2001年・・・』のプロダクション・ノートです。奥付を見ると、2018年の12月、ほぼ1年前にハヤカワから出版されていて、その頃から、図書館の書架に置かれていたと思うのですが、不覚にも、全く気が付きませんでした(^_^*)  ページをめくると、カラーの図版もようさん収録されてます。

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読み始めたら、これがめっぽう面白い。冒頭、クラーク先生と、S・キュブリックのファースト・コンタクトが書かれているのですが、当時は当然、ウェブも無く、2人のやり取りは、もっぱらエアメイルで行われていたようです。今なら、Eメイルで、時差も無く、やり取りできるのにと、隔世の感が。それにしても、この『2001年・・・』公開されてから50年経つのに、未だに、これを超える映画は作られておりません。おそらく、これからも・・・