遅れてきた未来

日曜の朝の愉しみに、新聞の読書欄があって、紹介されている、面白そうな本を、
図書館の書庫に検索をかけると、結構な確率でヒットします。

と云うわけで、一昨日、紹介されていたこの本『カブールの園』の方ですが、

速攻で図書館に検索をかけ、予約を入れました。それ以外で気になったのが、
池澤春菜嬢の、文庫本を紹介している、このコラムです。

三番目に取り上げられている、O・ハクスリーの『素晴らしい新世界』、
大昔、早川書房から刊行された、『世界SF全集』の、第一回目の配本で、
私も購入した憶えがあります。

一緒に収録されていたのが、G・オーウェルの『1984年』、この作品も
トランプ政権の誕生を憂いて、アメリカで、再び読まれているとの記事を、
つい最近読んだような気が。

二つの作品が書かれた当時には近未来だった、1984年、過ぎてしまいましたが
今頃になって、このような時代がやって来るとは、オーウェルもハクスリーも、
草葉の陰で嘆いているかも。