鏡が無いのに?

Aサヒの土曜の朝刊には『be』と呼ばれる別刷りがあって、毎週8コママンガが掲載されているのですが、昨日のマンガには看過できない大きな間違いがありました。

f:id:yujiro-1:20220417044001j:plain

上記の2コマめの記述です。著者が手にしているカメラ、光学83倍ズームの『一眼レフ』と書かれています。この光学83倍ズームと云えば、思い当たるにがこれ、

f:id:yujiro-1:20220417044257j:plain

私の現在の主力機、お散歩カメラ4号と、その前に所有していた3号ですが、これらは『一眼』ではありますが『レフ機』ではありません!と云うわけで、レフ機とツーショットを撮ってみました。

f:id:yujiro-1:20220417044635j:plain

左がお散歩カメラ4号、右が10年くらい前に購入した、フルフレームのデヂタル一眼レフ機です。そもそもレフ機と云うのは、

f:id:yujiro-1:20220417044815j:plain

上図のように、レンズを通した光をセンサーとファインダーに分けるために、レンズの直後にミラーを収めたミラーボックスがあって、ついでにレンズの交換もできるようになっています。撮影の前後には、このミラーを目にも止まらぬ速さで上下させます。プロ機ともなるとその速さは毎秒10コマ以上、ミラーが上下する音と振動はある種快感だったりします(^O^)

f:id:yujiro-1:20220417045318j:plain

確かにこのお散歩カメラ4号、ぱっと見には一眼レフに見えないこともありませんが、このマンガの著者には判らなかったとしても、編集者や校閲者が気づけよ、と思ったりします。

f:id:yujiro-1:20220417045742j:plain

この手の高倍率ズーム機、一時期ブリッジカメラと呼ばれていましたが、今ではフツーにコンパクトデヂカメと呼ばれていて、どこがコンパクトやねんと思いますが、実は撮像素子が相当コンパクトです。

f:id:yujiro-1:20220417050042j:plain

最初に載せたフルフレーム一眼レフと比べると、高倍率ズーム機のセンサー、左下の黒いサイズです。びっくりするくらいコンパクトですね。外観からは想像も出来ません。欧米ではスーパーズーム機と呼ばれているようなので、国内でもそのように呼べば、と思ったりします。