どこかで見た覚えが・・・

昨日、Aサヒの朝刊にこのやうな記事が、

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ロシア文学者の沼野恭子氏が紹介されています。沼野氏に関しては何も存じあげませんが、この名前、つい最近どこかで見た覚えが・・・ と云うわけで調べてみると、先日読了したあの作品の巻末に沼野氏の名が。

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この作品の推薦のことばを書いてはりました。この作品とはこれ、

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逢坂冬馬氏のA・クリスティ賞受賞作です。ハヤカワから出版されているし、A・クリスティ賞受賞作やし、ミステリーかと思って読み始めたのですが、ミステリーの要素は希薄で、1人の少女の苛酷な人生が描かれています。今年読んだ作品の中で、1番感動したと云うか、感銘を受けた作品でした。

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読了したあと、入手した全ての書評を読んだのですが、その全てで高い評価が与えられています。風の噂では、来年の直木賞の候補にも選ばれているそうです。文庫化されたら、購入して読み返さなければ、と思っています。