今日12月7日、久しぶりに雨の朝を迎えています。気が付けば、今週はアドヴェントの第1週、あと20日でクリスマスです。そんな中、先週配信された某誌に、今年の内外のミステリーのベスト10が掲載されています。
海外部門は、A・ホロヴィッツ氏の新作がトップです。ホロヴィッツ氏、これで4連覇!です。
私も読んだのですが、流石です。が、海外には、翻訳されていないだけでもっと面白い作品があるんやないの、と思ったり・・・ 問題は国産ミステリーです。トップの作品は読んでいないのですが、2位から4位までの作品は、読んでいたり、これから読むつもりです。まずは2位のこの作品、
佐藤 究氏の直木賞受賞作、私は受賞前、発売されて早々に読んだのですが、ミステリーと云うより、冒険小説と云うか、悪漢小説、謂わゆるピカレスクロマンやと思います。熱量が高く、読み応えがあります。初版には、誤植と云うか、変換ミスがあったりします。
最初、ホンマに低周波による乾燥があるんか、と思ったのですが、最近の版では『低温乾燥』に訂正されています。初版本、或る意味、貴重かも。3位の今村昌弘氏の最新作、図書館に予約しているのですが、未だに順番が廻って来ません(^_^*)
前作はどちらも読んだのですが、映画化された『屍人荘の殺人』はそこそこ面白かったのですが、次作の『魔眼の匣の殺人』私にはイマイチだったような気が。そして4位のこの作品、
知念実希人氏の最新作、私にはこれが1番やと思います。作中、過去に書かれた様々なミステリーが紹介されていて、とりわけ、辻 真先氏の旧作が引用されていたのには感動した覚えが。
この『仮題・中学生殺人事件』大昔に読んだのですが、未だに読み終えた時の感動は忘れられなかったりします。知念氏の新作、それを思い出させてくれたこともあって、私的には、1位だったりするのかも。