シンギュラリティの彼方に

昨日の朝刊トップにこのやうな記事が。『京』の好景気ぢゃなく、後継機として開発された、国産のスーパーコンピュータ『富嶽』が、4つの部門で世界一を獲得したとの記事です。

f:id:yujiro-1:20200624053328j:plain

何はともあれ目出度いことです。ざっと計算してみると『京』のほぼ、36倍くらいの能力を持っているようです。『富嶽36京』と云うわけで・・・が、この『富嶽』と云う名に違和感があります。『京』の後継機なら『京2』とか『垓』とか『杼』とか名付けた方が良かったのでは、と個人的には思います↓

f:id:yujiro-1:20200624054259j:plain

と云うのは『富嶽』と聞いて、私が真っ先に思いついたのがこれ、

f:id:yujiro-1:20200624054620j:plain

大戦中、日本軍がアメリカ本土を爆撃するために、密かに開発を進めていた重爆撃機です。当然、当時の技術力では製造出来るはずは無く、幻に終わってしまいました。と云うわけで『富嶽』と云う名に、きな臭い臭いを感じるのは私だけでしょうか?

閑話休題、『富嶽』にしても、これから各国で開発される計算機にしても、これまでの技術では、いずれ頭打ちになってしまいます。何らかのブレイクスルーと云うか、シンギュラリティが必要です。と云うわけで、開発が期待されているのが、

 

f:id:yujiro-1:20200624055719j:plain

量子コンピュータです。これまでのやうな、デヂタルな計算機ではなく、アナクロぢゃなくアナログな理論で動く計算機です。気象予報や、人工知性の開発には、むしろアナログな計算機の方が、向いているような気が。