師走の読書3

今年も残すところ、あと1日、何かと気ぜわしいこの頃ですが、そんな中、以前借りて来たこの小説、先日読了したのですが、

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本筋とは全く関係ないのですが、カメラ好きとしては、看過できない記述が、何箇所かあって、最初はここ、

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舞台は2008年、ヒロインは、しがないカメラマン、ぢゃなくフォト・ジャーナリストで、新古で購入した、ニコン D200を使うてはるのですが、傍線の箇所、ニコンには、現在に至るまで、22ミリのレンズはありません。多分、20ミリの書き間違いやと思うのですが、深読みすると、このD200、私もかつて所有しておりましたが、センサーのサイズが、APSーCなので、これにフルサイズ、と云うかフルフレーム用のレンズを装着すると、焦点距離が1.5倍相当のレンズとして、使えてしまうので、15ミリのレンズを装着すると、確かに22ミリ相当のレンズとして使えてしまいますけど・・・

続いては、この箇所、この1文に3箇所の間違いが・・・

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まず1行目『D200のイメージサークル』と書かれていますが『イメージサークル』は、レンズに関する表現なので、カメラになら『センサーサイズ』と書くべきです。続いて2行目に書かれている『135ミリのカメラ』が意味不明です。おそらく『35ミリ判のカメラ』の意味やと思うのですけど。そして、そのあと『換算した画角は』と書かれていますが『画角』ぢゃなく『焦点距離』です。たぶん『換算した画角は270ミリ相当に・・・』と書きたかったんやろと思います。まあ、作品自体は、そこそこ愉しめたので、良しとします。で、そんな中、先日図書館から、こんなんを借りて来ました。

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中山七里氏の新作です。10月に予約を入れたのですが、やうやく順番が回って来ました。今年最後の、1冊です(^O^)