極私的蓋棺録

さて、今年も本日限り。各メディアも、今年の回顧録を放映したり、
掲載していますが、そんな中、昨日の朝刊にこのような記事が。
今年、亡くなられた、主だった方々の蓋棺録です。

つらつら眺めていると、最初に掲載されていたのが、ピエール・ブーレーズです。
ブーレーズと云えば、作曲家としてよりも、指揮者としての知名度が高く、とりわけ、
G・セルの後任として、クリーブランド・フィルと共演した、このアルバムは名盤でした。

ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』と『春の祭典』のアルバムです。
私は、同じアルバムを、ソニーから発売された、CDでも無く、レコードでも無く、
4トラック2チャンネルの、7インチのオープンリールテープで購入した覚えが。

当時はカセットテープがそろそろ発売されたばかりで、まだ音質的に問題があって、
音源が、オープンリールで売られていたのですよ。

そして、5月には、富田 勲氏が亡くなられています。富田 勲氏と云えば、作曲家と
しても知られていますが、ムーグ・シンセサイザーのマニピュレーターとして、
数々のアルバムを発表されていて、私もこんなんを購入しました。

ホルストの『惑星』です。私は、このアルバムで、初めてホルストを聴いたような。
このアルバムが無かったなら、平原綾香の『ジュピター』は生まれなかったかも。

ムーグ・シンセサイザーを世に知らしめたのは、W・カーロスのこのアルバムですが、

まだ、ピコピコした電子音くささが満載で、それを進化させたのが、富田 勲氏の

この、ドビュッシーのアルバムでした。私は購入しなかったのですが、友人が
購入したアルバムを、テープに、ダビング(死語ですね)した覚えが。

そして、7月には、中村紘子さんが亡くなられました。

訃報は、次の日の朝刊のトップに掲載されました。日本人のピアニストの訃報が
朝刊の一面に掲載されたのは、これが初めてかも、と思います。

中村紘子さんの事は、その日の私のブログでも書かせて頂きましたので、
興味があれば覗いてみてください。

http://d.hatena.ne.jp/yujiro-1/20160729

そんな中、私の思いを知ってか知らずしてか、今夜、某公共放送で、
こんなんが放映されます(^o^)

これはもう観るしかありません。同じ時間には、某国民的歌番組も
放映されるようですが、これは録画して後でゆっくりと観ることに。