仕事始めの日に

昨日、血液検査のための採血に、駅前の某医大に行って来たのですが、この医大も仕事始めと云うか、開院(?)始めと云うわけで、いつもの倍くらいの患者がいてて、その分、いつもの倍くらい待たされたような気が。

閑話休題、昨日の朝刊にこのやうな記事が。

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サイバーパンクの嚆矢とも云われる、W・ギブスンの『ニューロマンサー』の考察です。この作品が発表された1984年と云えば、G・オーウェルにはまんま『1984年』と云う作品がありますし、Aップル社のマキントッシュの初號機が発売された年だったりします。で、この『ニューロマンサー』上記の考察では触れられていませんが、黒丸 尚氏の翻訳が素晴らしく、

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冒頭の一部を引用していますが、『電脳空間』とか『没入』とか、サイバーパンクと漢字の親和性を知らしめた名訳で、日本SF作家クラブの池澤春菜会長、下の父親との対話集の中で

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ニューロマンサー』を英語でしか読めない人は損してる、とゆうてはりました。そして、この『ニューロマンサー』に限らず、多くのサイバーパンクのバックグラウンドに大きな影響を与えたのが、1982年に公開された、この映画です。

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R・スコットの『ブレイドランナー』、酸性雨の降りしきるアジアンな街頭の光景は、まんま『ニューロマンサー』のチバシティの描写だったりします。この映画、某局で昨年の12月4日に放映されたのですが、年が明けた昨日1月4日、別の某局でこんなんが放映されました。

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ブレイドランナー 2049』『ブレイドランナー』の正統な続編です。公開時、私は劇場で観た覚えが。

朝刊に『ニューロマンサー』の考察が掲載された同じ日に、この映画が放映されたのは、全くの偶然やとは思えないのは、私だけ?