師走の気になる記事、と云うか記述

 今年も、今日を入れてあと4日、テレヴィや新聞では、今年を回顧する番組が放送されたり、記事が掲載されていますが、そんな中、先日の某紙に気になる記事が、

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今年の科学界のトピックを扱った記事が掲載されているのですが、右側中段に取り上げられている、2つの記事の記述に、違和感が。まず『はやぶさ小惑星に着陸』と書かれていますが、あれは『着陸』では無く『着地』です。より正確に云うなら『接地』やと思います。事実、JAXAでは『着陸』とは呼ばずに『タッチダウン』と表現しています。

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続いて、その隣に『ブラックホール 撮影成功』との記事がありますが、これも『撮影』では無く『可視化』或いは『観測』と書くべきや、と思います。

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そもそも、電波望遠鏡は、電波を受信するだけで、光学望遠鏡のような写真は撮れません!

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直接の観察には、残念ながら山野辺の電波望遠鏡は加わっておりませんが、計算には、日本人の研究者も参加してはりました。

と云うわけで、今年の科学界、大きなトピックがあったのですが、掲載する記事の見出しは、センセーショナルな表現では無く、正確な記述をして頂きたい、と願います。