やうやく出版!

図書館からは、2冊の本を借りてきました。最初はこれ、

N・スティーヴンスンの『7人のイヴ』の第2巻です。思ったより
早く借りられました(^o^)

先日読んだ、この1巻目が、抜群に面白かったので、図書館の新刊案内に
掲載される前、裏技を使って、一番にゲットしました。

続いてはこの本、講談社の、大江健三郎全集の第3巻です。

この巻に収録されている『政治少年死す』、1961年に某文芸誌に発表された際、
右翼陣営から猛烈な抗議を受け、その後、陽の目を見ることは出来ませんでしたので
今回の出版は、感慨深いものがあります。

この全集の刊行が発表されたのは、昨年の5月だったのですが、私は、先月、
この朝刊の広告で初めて知って、刊行を心待ちにしておりました。

『政治少年死す』、私は、学生時代、某左翼系セクトが資金集めのため、
掲載誌のコピーを販売していたのを入手し、読んでみたのですが、この作品の
出版を認めない一部勢力には、怒りを禁じえませんでした。

『政治少年死す』今では、ウェブを丹念に探せば、タダで読めたりしますが、
やはり、出版社から、正式に刊行されたことは、喜ぶべき事かと思います。
が、この5000円、と云うのは、如何にも高すぎるので、『セヴンティーン』と
『政治少年死す』を一冊に纏めて文庫本にして、1000円くらいで売ってください
講談社さま・・・