どこかで見たような

このところ、日曜の朝の書評を眺めていても、私にとって、読みたい本が
見当たらず、そんな時に、頼りになるのが、図書館の新着案内です。

こんなんを眺めながら、面白そうな本を探すのですが、先日、こんな本が
目に留まりました。と云うわけで、速攻で予約を入れ、借りてみました。

このタイトルだけで、借りるのは即決したのですが、著者名に見覚えが。
気になって、ウェブを検索すると、このやうな記事が、

そうやねん、この書評を見て、これを借りたんや。

まあ、『読者が犯人』と云うトリックは、昔からいろいろ書かれていて、
私も何冊か読んでいたのですが、この深水氏のトリックに関しては、
あんまり印象に残っていないのですけど・・・

が、この新作、短編集ですが、滅法面白く、一気に読了しました。
表題作に関しては、中山七里氏にも、同じような趣向があったような。
まあ、同じストラドでも、 中山氏はチェロでしたけど。

それにしても、深水氏が、こんなにクラシック、と云うよりワグナーに
造詣が深いとは、不覚にも存じませんでした。他の著作も読まなくては。

こんなんも借りて来ました。

いつ行っても工事中の横浜駅、日本のサグラダファミリアと呼ばれているとの事。
その横浜駅が自己増殖を始めて、本州中を覆っている世界のお話です。

と云えば、思い出すのが、堀 晃氏の『梅田地下オデッセイ』です。
が、残念ながら絶版になっていて、図書館のアーカイブにも無さそうです。

と云うわけで、これもウェブで探してみると、有栖川有栖氏のアンソロジー
収録されているとの事。昨日借りて来ました(^o^)

『梅田地下オデッセイ』以外にも、小松左京氏の短編も収録されていて、
これから読むのが楽しみです。

さて、いま現在、私が予約している書物はこんなんです。

ニャンコの写真集が、2冊あったりします(^_^;)
最後の、川瀬七緒氏の新作は、見落としていて、最後尾になってしまいました(^_^;)