タイトルに惹かれて

今週の、朝日の読書欄に、このような記事が、

4月から書評欄がリニューアルされ、文庫本の書評、と云うかお勧めのコーナーが
パワーアップされるとのことですが、私はこれまで、池澤春奈嬢のこのコラムを
愉しみ、と云うか頼りにしていて

先日もこれを見て、『アルテミス』借りてみました。そんな中、先日、図書館から、
こんなんを借りてきました。

これは、某電子本の出版元のメールマガジンで紹介されておりました。
タイトルを見て、土星の衛星のタイタンを舞台にした小説やろ、と思っていたら、
地球のお話でした。原題は『Departure』、『出発』ですが、確かにこれでは
売れんやろ、が、せめて『未来への出発』くらいにして欲しかった。

『出発』があれば『到着』もあるわけで、先月、WOWOWで観たこの映画、
日本では『メッセージ』と云うタイトルで公開されましたが、

本国でのタイトルは『ARRIVAL』『到着』だったりします。が、T・チャンの原作は

あなたの人生の物語』です。が、これではなんのこっちゃ、と思いますね。
かように、タイトルの付け方は難しいようです。と思いつつ、先日、
タイトルに惹かれて、こんなんを借りて来ました。

著者の、中山可穂氏に関しは、全く知識がありませんでしたが、中山七里氏の隣に
たまたま並んではりました(^_^;)

『ケッヘル』と云えば、モーツァルトの作品を整理した人物で、モーツァルト
楽曲には、作品番号としてケッヘルナンバーが振られていて、例えば、
トルコ行進曲』付きのイ長調ピアノソナタは、K331だったりします。

この小説、まだ半分くらいしか読んでいないのですが、登場人物が、狂信的な
モーツァルティアンで、宿泊するホテルのルームナンバーや、列車のナンバーを
ケッヘルナンバーとして認識して、そのナンバーのモーツァルトの楽曲の気分、
と云うか、描かれた背景に従って行動したりして・・・

箸休めはこれ、

私は、上巻だけは、タダでダウンロードして、iPad で読んでいたのですが、その後、
ノヴェライズ版を電子本で読んで、今月、ようやくアニメ版を観たのですが、
やはり、原点を知らなくては、と思って借りてきました。

上巻は、前述のように、電子本で持っているのですが、やっぱり借りてきました。
動かない『すずさん』も魅力的です(^o^)