漱石の足跡

12月9日は、漱石の没後100年目の命日、と云うことで、NHKでも、
特集が放映されたりしていましたが、昨日の朝日の朝刊には

一面ぶち抜きで、特集が組まれておりました。とりわけ私の目を引いたのが、
左下のこの記事です。

いとうせいこう氏と、奥泉 光氏の講演です。数ヶ月前、奥泉氏のこの本を
読んだばかりです。

漱石の『我輩は猫である』の続編、と云う体裁で書かれていて、舞台も上海に移し、
実にたくさんのニャンコが登場していて、原作では死んだと思われていた、
三毛子ですが、実は生きていた、と云う趣向だったり、ニャンコのエネルギーで
テレポートしたりと、しっちゃかめっちゃかな内容です(^o^)
ニャンコ好きにはオススメです。

そんな中、それに呼応するかのように、読書欄には、岩波のこのような広告が、

新しい漱石全集が、刊行されるようです。定価 4600円で、全29巻、
税込 144072円! お金と本棚に余裕のある方は、ぜひお買い求めください。

私のように、お金にも本棚にも余裕の無い方のためには、こんなんがあります、

WEBの『青空文庫』です。著作権の切れた内外の名著が、ボランティアの手に
よって電子化されていて、誰でも無料で利用出来たりします(^o^)
古いものは、1990年代、前世紀に電子化されていたりします。

と云うわけで、速攻でダウンロードしてみました。

電子化されていますので、フォントの種類やサイズ、行間や背景色も変えられますが、
私にとっては、横組みで読めるのが、一番嬉しかったりして(^o^)