アンシャープネスな結末

4月3日の朝刊にこんな記事が、

同じ記事を電子版で見ると、

歴代のザウルスが並んでいますが、問題は見出しに、
『アップルの地位、シャープが・・・』と書かれている事です。

となると、真っ先に思い浮かぶのがこれ、

シャープが、1987年に発売した、初の16ビット機、X68000、
ペケロクの愛称で、一部のコアなファンに人気がありました。

私が購入したのは、二代目のこれ、20MBのHDDを内蔵していました。

特筆すべきは、MPUに、モトローラの、MC68000を搭載していた事です。

68000と云えば、初代のマキントッシュにも搭載されていた、MPUとして
知られていますので、このシャープのX68000、密かに、日本の
マキントッシュとも呼ばれていました。

デザインも斬新で、マンハタンシェイプと呼ばれた、ツインタワーの筐体は、
今でも人気があって、これを模したPCケースも開発されていたりします。

縦長のスリットには、スロットインの光学ドライブが組み込まれていますが、
本来は、5インチのフロッピーディスクの挿入口でした。当時は、手動の
レバーで、フロッピーディスクを出し入れするのが普通でしたので、

このX68000の、電動でディスクを引き込むメカ二ズムは斬新でした。
おまけに電源を落とすと、自動でディスクが排出されるので、某機種のように
ディスクを取り出すのを忘れて、起動出来なくなるトラブルとは無縁だったし。

が、そんなX68000でしたが、ビジネスには全く使えなかった事もあって、
その後、後継機のX68030を最後に、姿を消してしまいました・・・・(^_^;)

このペケロク、受け入られるには、時代に進みすぎていたのかも。