土曜の朝の愉しみ

土曜の朝の愉しみに、新聞の読書欄があります。本を読む、と云うか
借りる時の参考にするのですが、今月6日の読書欄には、読みたい本が
3冊も紹介されておりました。最初はこの本です。

上の、保坂和志氏の『ハレルヤ』です。この本、某サヨク系機関紙の日曜版でも
紹介されていて、これは読まねば、と借りて来ました。

谷中の墓地で、カラスに襲われて、片目を失った子猫と作者との18年間の交流が
淡々と描かれていて、涙なしには読めませんでした。
次に紹介されていたのは、この本、

下に紹介されている『猫の美術史』です。猫好きで知られている、横尾忠則氏が
書評を書かれていて、速攻で借りて来ました。

以前に借りた、この本は、あくまでも泰西名画のパロディとして、数々の名画の
登場人物が、ニャンコに置き換えられて描かれていましたが、

今回、借りて来たこの本は、旧石器時代にフランスの洞窟の壁に描かれた
ニャンコから、現代に描かれたニャンコまでが紹介されていて、興味は尽きません。
とりわけ、私の印象に残ったのはこの絵です。

パレスチナガザ地区の、破壊された壁に描かれた、巨大な子猫の絵です。
作者は、あのバンクシーです!バンクシーと云えば、先日、某オークションの
会場で、落札された瞬間に、自作の絵をシュレッダーでズタズタに引き裂いた
パフォーマンスで、一躍有名になりましたが、こんな絵も描いてはったんや。

ついでに、同じ書評の上で紹介されていた、

この本も借りてみました。SF好きには、見逃せない一冊です。そう云えば、
数年前、こんな本も読んだ覚えが。

SFには、数々のタイムマシンが登場します。最近のトレンドは、量子型の
タイムマシンですが、時空を超えて、情報のやり取りだけでもできれば、大儲け
できると思うのですが・・・