昨日、朝日の電子版にこんな記事が。
日本の電子本の先駆けともいえる、青空文庫の世話人を務めていた、
富田倫生氏の訃報です。
青空文庫は、芥川龍之介や、夏目漱石などの、著作権の切れた作家の作品を、
沢山のボランティアの手によって電子化し、それらを無料で誰でも利用できる、
素晴らしい試みです。
iPadの神アプリとも云える、i文庫HDにも何点か収録されていますし。
訃報の中にも記されている、氏の『パソコン創世記』ですが、日本のパソコン、
と云うより、マイコンの黎明期が生き生きと描かれていて、あの頃を知る人には
たまらない労作です。青空文庫にも収録されていますので、興味のある方には
一読をおすすめします。
富田氏のご冥福をお祈りいたします。