4月も13日を迎え、連日初夏のやうな日が続いていますが、そんな中、先日久しぶりに図書館から数冊の本を借りて来ました。最初はこれ、
G・R・R・マーティンの短編集です。日本では2019年に発売されたのですが、本国で発売されたのは1985年です。著者に関しては何も存じませんが、表題作はNットフリックスでドラマ化されたそうです。機会があれば観てみたいかも。2冊目はこれ、
ハヤカワから毎年発売されている、SFのガイドブックです。前年の国内外のSFのベストテンが掲載されていて、昨年はこんなんです。国産SFは殆どがアンソロジーか短編です。10位の『テスカトリプカ』私も読んだけど、SFと云うよりピカレスクロマン、PR(?)やと思うけど。
云いたいことは海外SFにも。1位の『三体Ⅲ』面白くなかったとは云いませんが、それよりも私には、3位のこの作品↓の方がはるかに愉しめました。
2人の女性戦士の時空を超えての手紙と云うか、相手への伝言集だけで構成されていて、実際に2人の著者によって書かれています。SFの新しいスタイルを確立した傑作です。が、私の昨年度の1位はこれ、
M・R・コワル女史の女性アストロノーツシリーズの第2弾です。1960年代のテクノロジーで有人火星探査に挑むお話です。作品中に登場する火星探査機に搭載されている計算機には、なんと真空管が使われていたりします。
が、この作品、昨年の順位はベスト20にも入れず
まさかの24位!おかしいやろ、前作は3位やったのに・・・
当然、私も読んだのですが2位の『三体Ⅱ』よりはずっと面白かったのに・・・
最初に紹介したガイドブックに依ると、この夏には3作目の『月へ』が発売されるそうなので、今から愉しみです。さらに来年こそ、ベストテン入りを願っています。何なら自腹で購入しようかな・・・と思ったり。