先日まで朝から喧しく鳴いていたセミの声が、全く聞こえなくなりました。折しも、甲子園の全国高校野球大会も準決勝を迎えますが、これがホンマのセミファイナルやったりして・・・前にも同じことを書いた覚えが。
閑話休題、そんな中、一昨日のAサヒの夕刊にこのやうな記事が。
池澤春菜嬢ぢゃなく、池澤春菜氏(日本SF作家クラブ会長!さま)の書評に、先日読了したばかりのM・R・コワル女史の新作が取り上げられています。この作品、私も読みながら、池澤春菜氏の好きそうなお話しやなと思っていたのですよ。
裏面には歴史改変SFと書かれていますが、と云うよりも歴史シミュレーションSFやと思います。1960年代のテクノロジーのままで、火星への有人探査を目指すのですが、搭載されている計算機、何と真空管が使われていたりします!
池澤氏も書いてはりますが、ヒロインは空軍のテストパイロットにして、数学の天才、いわゆるコンピューター、人間計算機として火星を目指すのですが、彼女が紙と鉛筆を使って航路を計算する方が、搭載された計算機よりも早かったりして・・・私は読みながら知ったのですが、この作品、実は3部作の第2部で前編があったりします。と云うわけで、速攻で第1部も借りて来ましたよ。
本来はこっちを先に読むべきでしたが、仕方ありません。『火星へ』を読むまで、作者のことは全く知らなかったので(^_^*) これから読むのが愉しみです(^O^)