謎のスピーカー

今日から7月、今年も残すところあと半年です。そんな中、先日ウェブを徘徊していると、このやうな記事が、

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大阪に拠点を置く、中堅のオーディオメーカー大阪音響社が、自前の『オンキョー』と他前(?)の『パイオニア』のブランドを外資に譲渡するとの記事です。そう云えば、先々月、ウェブにはこのやうな記事も

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オンキョーから、レトロなレコードプレイヤーが発売されるとの記事です。見るからにチープなプレイヤーです。こんなんに『オンキョー』の名を付けるのは情けない、と思っていたのですが、先日の記事を読んで納得しました。この布石やったんや。が、『オンキョー』と云えば、かつて数々の優れたスピーカーを売り出していて、その代表がこれ、

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セプター10です。私のLE8Tの2倍、15インチの大きなウーファーと、巨大な音響レンズが付いたスコーカーだか、ツイーターが目を惹きます。見るからに押しの強いデザインでした。で、このセプター10、先日、某局の朝ドラに登場していました。

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清原果耶嬢が演じるヒロインの両親の仲を取り持った、ジャズ喫茶のオーナーが経営する喫茶店、両親の後ろに置いてあるのが、このセプター10やと思うのですが、良く見ると、ウーファーの下に開けられた、2つのバスレフポートの大きさが小さいようやし、音響レンズの上に、プレートが貼ってあるようです。と云うわけで、さらに調べてみると、こんなんが見つかりました。

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東京芝浦電機謹製の、オーレックスSS−930sです。プロポーションは、こっちの方が近そうですが、ウーファーの取り付け方が違うし、バスレフポートは片側だけと、ビミョーに違っています。と云うわけで、ドラマに登場したスピーカー、機種を特定されるのを避けるべく、スタッフが、セプター10に多少の手を加えたのやないか、と思うのですが・・・