ナンチュウカ、ホンチュウカ

先日、久しぶりに図書館へ行って、2冊の本を借りて来ました。最初はこれ、

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恩田 陸氏の新作です。2月に出版されたのですが、思ったより早く順番が回って来ました。

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この新作、各種メディアの読書欄で取り上げられていて、

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読んでみたくなり、つい借りてしまいました。これから読むのが愉しみです(^O^)  2冊目はこれ、本と云うよりムックなのですが、

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ハヤカワから毎年出版されていて、前年度のSFのランキングが掲載されています。ちなみに裏表紙を見てみると

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この20年間のベスト1が紹介されているのですが、海外SF、ここ2年中華SFが連続して選ばれています。と云うわけで本誌を開くと

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何と、海外SF、ランキングの半分が中華SFです!1位のT・チャン氏の『息吹』まだ未読ですが、前作の2018年の1位の『折りたたみ北京』文庫本を購入しました。2位の劉 慈欣氏の『三体』は前作も含めてそのうち読まなければと思っているのですが・・・それにしても、ここ数年の中華SFの台頭ぶり、現在の世界情勢を反映しているかの様です。

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別のページには、11位以下の作品が紹介されているのですが、私の一推しは18位の『アンドロメダ・・・』です。M・クライトン氏の『アンドロメダストレイン』の正統な続編として、興味深く読ませていただきました。1969年に出版されたこの前作、私が某高専の学生の時の英語のテキストだったりします・・・