識者が選ぶと・・・

昨日の朝日の朝刊、見開き二面に、このやうな光景が、

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識者が選ぶ、平成に書かれた30の書物が紹介されています。堂々の1位は、村上春樹氏の『1Q84』私が読んだ、唯一の村上作品だったりします。それに続いて、カズオ・イシグロ氏の『わたしを離さないで』が、2位だそうです。氏が、2017年のノーベル文学賞を獲得された結果、日本中のハルキストが、失意のどん底に突き落とされた経緯もあったりしましたね。

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  いつもなら、図書館から借りて読むのですが、待ちきれず、電子本で購入してしまいました。

臓器移植のドナーとして、クローン技術で生を受け、臓器の提供が可能になるまでの、少年少女の日常を淡々と描いた作品ですが、涙なしには読めませんでした。

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2010年に、 映画化もされたようですが、全く話題にはならず、私も、2年前、WOWOWで初めて観ました。

で、このランキング、3位以下をつらつらと眺めていると、

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 3位に、町田 康氏の『告白』が選ばれていますが、『告白』なら、湊 かなえ氏やろ、と突っ込んでみたり、4位に、日本のC・ウィリスと呼ばれる(逆、ですね。C・ウィリスは、SF界の宮部みゆきや、と大森 望氏がゆうてはりました)宮部みゆき氏が選ばれておりますが『火車』よりは『ソロモンの偽証』のほうが面白いと思うけど。東野圭吾氏の名が、どこにも無いのも、識者と読者の違い、なのかも。

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閑話休題、先日借りてきた、上の文庫本の左のほう『火星の遺跡』読了したのですが、何故、18年間、翻訳されなかったのが、なんとなく理解できたような気が・・・(^_^*)