PCの帰還2

10年前のPCの、お下がりのBD-RE ドライヴで、最初にリッピングしたのは、このCD です。

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先日、図書館から借りて来たばかりの、M・ポリーニが弾いた、ベートーヴェン の最晩年の、後期ピアノソナタ集です。30番〜32番までの3曲が収録されています。

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それまで使っていた、おもちゃのような外付けのDVD ドライヴと違って、トレイも付いていて、CD を載せるだけですし、トルクも強く、最大30倍速でリッピングが進んで行きます。

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が、ディスプレイを見ると、楽章と云うか、チャプターが20もあります。このベートーヴェンの3曲のソナタ、30番と31番はそれぞれ3楽章、最後の32番は2楽章の構成なので、全部で8楽章のはずです。

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事実、先日借りて来た、1977年盤では、このように8楽章で録音されています。なんで、チャプターが20もあるんやろ、と思って、CD のジャケットを見てみると、謎が解けました。

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30番と32番の終楽章のヴァリエーション、変奏を個別にカウントしているようです。と云うことは、それぞれの変奏を、ポリーニが意識的に間を空けて弾いているのでしょう。心して聴かねば、と思います。