ピアニストの宿命

昨日は、雨の中、こんなんを読んでおりました。図書館の新刊案内で見つけて、速攻で借りてみました。クラシック好きなら、ホロヴィッツのレコード(やCD)、2枚や3枚、持ってますよね。聴きながら読んでみるのがおススメです(^O^)

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 ホロヴィッツに関して書かれた書物はようさんありますが、氏のピアノに関して書かれた書物はほとんど無かったような気が。本来ピアニストは、招待されたホールのピアノを使って、コンサートなり、リサイクルを行うのですが、中にはとんでもないピアノがあったりして、

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このことに関しては、 中村紘子さんも、その著書の中で語ってはりました。が、ホロヴィッツは、それが我慢できなくて、海外公演の際にも、お気に入りのピアノを持参(?)しはったと云うのは、有名な話です。

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上は、氏の1966年のカーネギーホールのリサイクルのライヴ盤ですが、このピアノ、良くみると、手前の側面に横長の木が打ち付けてありますが、これは、ピアノを輸送する際、この側面を下にして、縦向きにして運ぶのですが、その際、天板が当たらないように保護するためのもの、と云ったことが、上記の書物に書かれています。

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 レコード棚には、こんなんもありました。トスカニーニがNBC響を振った、チャイコの1番のコンチェルトです。ピアノはホロヴィッツですが、じつはこのトスカニーニホロヴィッツの義父だったりします。

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結局、 iPad でこんなんを聴きながら、読んでみました。ホロヴィッツは、ロマン派や、スラブ系の作曲家の作品を好んで弾いてはりましたが、ベートーヴェンソナタ、どんな響きを聴かせてくれるのやろ、思いながら・・・