雨上がりの朝

昨日、早朝まで降っていた雨も止み、そんな中、先週録画した、こんなんを観ておりました。

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 3月に行われた、ベルリン放響のコンサートの録画です。プログラムの前半は、モーツァルトの『フィガロの結婚』の序曲と、21番のピアノコンチェルトです。最初の『フィガロの結婚』、私はこのオペラで、初めて『初夜権』なるものを知ったものです。

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続く、21番のコンチェルト、上記のように、2楽章の冒頭のテーマが、某映画のBGMに使われ、良く知られるようになりましたが、私は1つ前の、20番のコンチェルトの方が好きだったりします。

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 プログラムの後半は、ベートーヴェンの7番のシンフォニーです。ベートーヴェンの7番と云えば『のだめカンタービレ』の中で、時々演奏されていて、こんなんも発売されたりしています(私は買わなかったけど)

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 で、今回録画した、ベートーヴェンの7番、なんと、マーラーの編曲と云うことで、ウェブを探すと、V・ユロフスキー氏のインタビューが見つかりました。

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 演奏を聴くと、と云うか観ると、木管の編成が、2管から4管に増強されていて、音に厚みが増したような気が。それ以外にも、弦楽器の数も増えているようで、狭いホールのステージで、窮屈そうに弾いてはったように見えました。アンコールも、やはりマーラーの編曲による、バッハの3番の組曲から、例の『G線上のアリア』として知られている『アリア』でしたが、普通は小編成で演奏されるこの曲が、大編成のオーケストラで演奏されるのには、多少の違和感があったりしましたが、これがマーラーの真骨頂だったりして。