青空の先には

昨日の朝日の朝刊に、このやうな記事が、

TPPの発効をうけ、出版物や絵画の著作権が、没後50年から、70年に
延長されるとの事です。記事中にあるように、この事で少なからず、
影響を受けるのが、青空文庫です。

青空文庫と云えば、PCがやうやく、実用化を迎えた頃、著作権の切れた
文学作品を、ボランティアの手によって、電子化し、誰でも無料で読めると云う、
ウェブ上の図書館のような存在でしたが、2010年に発売された iPad と、
神アプリ、i文庫HD によって、一気にその有用性が認められるようになります。

青空文庫には、かなりの数の文学作品が提供されていて、中には絶版の作品もあり、
青空文庫でしか読めなかったりします。
殆どが、著作権の切れた、古典なのですが、中には現代の作家の作品も。

この富田倫生(みちお)氏、実は、青空文庫の創設者の一人でもあって、
当然、『青空のリスタート』等、自著の全てを青空文庫に提供されていて
私も、シャープのザウルスや、ソニーのCLIE等の、PDAにダウンロードして
読ませていただいておりました。

その富田氏、2013年に、亡くなられ、氏の遺志は、その後も未だに
受け継がれているのですが、今回の著作権の延長によって、今後の活動が
どうなるのか、いささか気がかりです(^_^;)