ソジャーナいかと

先週、WOWOWでこんなんが放映されました。

1950年代後半から、60年代にかけて、アメリカとソビエトが、威信をかけて
宇宙開発にしのぎを削っていた頃、NASA(正確にはJPL)で、女性蔑視に加え
人種差別を受けながらも、人間計算機として、弾道計算に取り組んでおられた、
アフリカ系女性たちの活躍を描いた映画です。

全くの偶然ですが、放映される、数週間前、図書館で、こんなんを借りていました。

これも、当時、JPLで、人間計算機として働いて働いておられた女性たちの
活躍を描いた実話で、上記のアフリカ系女性たちについての記述もありました。
映画も面白かったのですが、いささか盛り過ぎぢゃないの、と思ったのが、

上記の、右に紹介されている女性ですが、

彼女が、仕方なく図書館からガメたフォートランの入門書と、仕事の合間に盗み見た
計算機のマニュアルだけで、IBMのエンジニアを出し抜いて、メインフレーム
セットアップできたとは、とても思えないのですが・・・

閑話休題、映画には、棺桶のようなマーキュリーカプセルと、それに乗って
アメリカ人として、初めて、地球の周回軌道に乗った、ジョン・グレン氏も
登場していて、

トラブルに見舞われながら、無事に地球に生還し、その後、上院議員にまで
出世しはりますが、これがほんとの、天下り、だったりします(^_^;)

映画では、マーキュリー計画までが描かれていましたが、上記の書籍では、
その後の、外惑星探査のプロジェクトについても描かれていて、その中に
このやうな一文が、

パスファインダーの探査車が、ソジャーナ、と呼ばれていたことは知っていましたが
その命名の由来までは知らなかったので、この一文には感銘を受けました。これは
宇宙開発に携わってこられた、多くのアフリカ系女性たちへのオマージュ、と云うか
リスペクトだったのかも。ソジャーナいかな、とは思っていましたけど(ウソ)

ホンモノのソジャーナ、今では火星の砂に埋もれていますが、もう直ぐワトニー君が
掘り起こしてくれることになっていますけど(^o^)