第2の太陽

先日、と云うか、先月、NHKの BS シネマでこんなんが放映され、
速攻で録画予約して、

先日、やうやく観たのですが、多少の違和感が。以前に観た覚えのある、
あのシーンが、なかったような気が。

それは、イオの軌道上で、縦に回転しているディスカバリー號の回転を止めるシーン
なのですが、今回は、いつの間にか勝手に回転が止まっていて、簡単に乗船して、
ディスカバリー號と、HAL9000を再起動してはりました。
と云うわけで、原作をあたると、

小説の中では、やはり苦労して乗り移って、回転を止めていたので、このシーン、
今回、放映されたヴァージョンでは、カットされているのかも、と思います。
で、この『2010年』を語る上で、忘れてはならないのが、これ、

小松左京氏が、1982年に出版した作品です。そして、奇しくも同じ年に、
クラーク先生が、前述の『2010年』を出版されたのですが、2つの作品、
どちらも、『木製の太陽化』と云う、全く同じ結末が描かれています。
この『アイデアの同時発生』、当時、SF界ではちょっとした騒ぎになりました。

さよならジュピター』も映画化され、私も劇場に観に行ったのですが、
映画に関して云えば『2010年』の圧勝でしたが、『さよならジュピター』、
いつの日か、放映されたら、かならず観たいと思っているのですが・・・