機械仕掛けのニャンコ?2

昨日は、午前中雨模様。家に篭ってこんなんを読んでいました。

赤瀬川原平氏は、中古カメラにも造詣が深く、かつて別名で、
こんなんも出版されていて、

カメラ好きの視点から見た、時計への思いが語られています。
中には、このような一文が。

氏に謂わせると、カメラは人間に使われて、初めて能力を発揮するのが犬っぽく、
時計は、それ自体で独立して機能するところが猫っぽいとのこと。
確かに。機械式の時計、とりわけ自動巻きの時計、氏も書かれていますが、
飼う?のが結構面倒です。知らん間に止まっていたりするし(^_^;)

で、巻末には、氏の機械仕掛けのニャンコが紹介されていますが、
ウン十万円もするような高価な時計にはあまり興味が無さそうで、あくまでも、
デザインと、機能性重視で選ばれているところが、カメラ好きたる所以かも。

そして、おそらくは、時計好きなエンジニアが、企画したであろうカメラがこれ、

エプソンが、2004年に発売した、RーD1です。軍艦部の、時計のような
ダイアルには、同じセイコーエプソングループの、実際の機械式時計の
ムーブメントが使用されていたりします。更にわざわざ巻き上げレバーも残され、
機械式シャッターのチャージに使われていたりして、 メカ好きには堪りません(^o^)

デザインはこのままで、フルフレームのセンサーに載せ換えて、ライカ
半値くらいで売れば、結構需要があるような気がします。私は買わないけど。

さて、そんなエプソンのRーD1に先立つこと10年、1994年に、
ニコンが発売したカメラがこれ、

クルクル針の異名を持つ、28Tiです。こんなんを見てしまうと、
最近のカメラの液晶表示のスクリーン、何ともチープに見えてしまいます(^_^;)

このまま、1インチのセンサーを載せて、デヂタル化してくれたら、
必ず買いますので、ご一考ください、ニコンさん。